お祝いの準備

 

次はお祝いの準備です。お祝いの品物の場合は、式の1週間前までには持参するようにします。現金は事前でも当日でもOKで、祝儀袋と新札を事前に用意しておくことになります。

 

祝儀袋の選び方ですが、結婚祝い用の市販されている祝儀袋はいろいろな種類があります。一般的に店舗で見かける祝儀袋は、水引が豪華なものもありますし、水引が印刷されているもの、現代風デザインになっているものなどで、これだけでも迷いますが、結婚式の祝儀袋は「結び切り」を使うのが基本です。

 

ほどいてまた結びなおす「蝶結び」だと、「何度でも構わない」という意味がこめられるので、一般的な慶事用となります。結婚祝いでやり直しは勿論NGなので、使ってはいけません。

 

また、祝儀袋の立派さを選ぶ基準は、贈る金額とのバランスということになります。包む金額によって祝儀袋のグレードも変わってくるということで、中に入れる金額が高くなるほど、祝儀袋も比例して豪華なものを選ぶようにします。目安は、贈る金額の100分の1あたりの祝儀袋を選ぶことになります。

 

ではご祝儀の金額の基本はあるのかということですが、これは昔から割り切れる偶数の金額だと、「割れる」が「別れる」となって慶事には避けられています。つまり奇数が基本ということですが、最近では、「2」はペアとも考えるようになっているようです。ただし、2万円も1万円と5千円2枚にすると3枚の奇数になるので、そうした方が無難かもしれません。

 

8万円は末広がりの意味もあって歓迎されます。「死」や「苦しむ」を連想させる4と9はNGです。更に、新札を用意しておくことを忘れないようにしてください。